新車購入時の諸費用

　車を購入する時に、意外に見落とすのが、諸費用である。では、どのようなものがあるか紹介しよう。仮に1500ｃｃクラスのミニバンと、2000ccクラスのワンボックスを比較してみる。（車両価格は適当につけたので、参考程度にみてほしい。）

　実は、今回、新車を買う際、2000ccクラスのワンボックスも候補に上がった。「どうせ買うなら、大きい車の方が便利だろう。」という考えもありながら、その反面、「でも、毎日は必要ないな。」という考えもあった。こんなこともあり、コスト分析をしたのであった。

　新車購入時の諸費用は、下表でもわかるように、1500ccクラスで約30万円、2000ccクラスで約40万円かかる。この中で販売店代行費用については、自力でやればかからないので、暇があれば、車庫証明ぐらいは自分でやってみてもよい（但し、販売店からは嫌われるかもしれないが）。

購入から廃車までのトータル諸費用・維持費

　では、車を購入して、捨てるまでの間、どのような費用がどれぐらいかかるのであろうか？大雑把であるが、コストを算出してみた。ここでは、丸９年乗り、年間10000km走行し、燃費を1500ccが13km/L、2000が8km/Lとした場合とした。その結果、任意保険を省いても、1500ccで約170万円、2000ccで約240万円の費用が、車両本体価格以外にかかることになる。従って、1500ccと2000ccの車を買う際、車両価格自体は、50万円程度の差としても、諸費用・維持費の70万円の差を加えると、最終的には120万円もの差になるのだ。