モビリオのページ19

狭い場所でも乗り降りラクラク、
リア両側スライドドア＆低サイドシル

隣りのクルマが気になる場所でも、
左右どちらからでも、快適乗降。
大開口で3列目シートへの乗降や
チャイルドシートの着脱も容易です。
またドアを閉じる時にベンリな
イージードアクローザーも設定

イージードアクローザー（両側）：
スライドドアを半ドアの状態まで閉めるだけで、あとは自動的に閉じるベンリな機構です。
（Wタイプに標準装備。AタイプにQパッケージとしてメーカーオプション）

開閉時は、レバー後側を手前に引いてから、横にスライドさせる。レバー操作がやや重いので、小さいお子さんは、多少やりにくかもしれない。縦型のレバーにすれば、もっと自然に操作できると思うのだが。

スライドドアを開ける時は、一旦レバー後側を手前に引いてから、横にスライドさせる。全開したドアを閉める際も、同様にレバーを引いてから横にスライドさせる。レバーを引くのは、ストッパーを解除するためなので、スライドし始めたらその必要はない。

何も予備知識がないと、いきなり横にスライドしようとするため開閉に困難をきたすだろう。レバー操作がやや重いので、小さいお子さんは、多少やりにくいかもしれない。これは大人なら慣れてしまえば特に問題ではないが、いろいろな人を乗せることが多い方は、「レバーを手前に引いて下さいね。」と説明する機会は多いと思う。

スライドドアの半ドアの心配がなくなる便利な機構（Wタイプに標準装備、Aタイプにオプション装備（Qパッケージ：6万円））だ。もし、家族に小さい子供かお歳よりがいれば、実際に、試乗車の２列目に乗せて、内側からドアを何回か閉めてもらう。この時、半ドアになることがあれば、装備することをお奨めする。私は何も確かめずこの機構を選択したが、今では、ついていて良かったと思っている。但し、電動でドアを引きこむため、イージードアクローザー装備車には、指を挟む危険性がある旨の注意書きがスライドドアガラスに貼り付けてある。心配な方は、現物で確認しよう。

どう見ても、縦方向の寸法が大きいスライドドアガラス。実測すると、縦：約635mm、横：約960mmもある。前辺のヒンジを支点に、後ろ側が開閉する機構となっている。ガラスが上下に昇降してほしいという意見があるかもしれないが、スライドドアのガラスは安全上（窓から手や顔を出した状態でドアを開閉したらギロチン状態になる）から、これはこれでよいと思う。第一、このサイズのガラスを昇降式するにも、このままのデザインでは、ドアパネルに収まりきらないし、デザインを変えるとモビリオの最大の特徴が無くなってしまう。（普通の車になってしまう。）

このガラスの重さを算出してみる。厚みが4mm、ガラスの比重は2.5なので、体積（cm3）×比重から、片側で約6kにもなる。