＜軽量化＞
　同じサイズで比較するなら、スチールホイールよりアルミホイールの方が一般的には軽い。このバネ下荷重の軽量化は、車輪の転がり慣性力と路面からの突き上げ反力を低減することができるので、運動性能・燃費・乗り心地の向上に大きく貢献する。一説によると、バネ下荷重の軽減は、その10倍程のバネ上荷重の軽減に匹敵するらしい。但し、全てのアルミホイールがスチールホイールより軽いとは限らない。特に、インチアップする場合は逆に重くなる場合がある。軽量化を目的とする場合は、タイヤと合わせた重量を確認した方がよいだろう。

＜ロープロファイル化＞
　ロープロファイル化（偏平化）は、結果的に、ホイールのインチアップをすることで得ることができる。タイヤの外周径を変えずに、ホイールサイズを大きくするので、タイヤの断面高さが低くなる。それにより乗り心地が低下するが、旋回時の横からの力に対し、タイヤの変形が少なくなるので、より高い旋回性能が得られる。
インチアップと軽量化は、相反する場合がある。従って、耐久性、価格、ファッション性、重量等を考慮してホイールを選択したい。 なお、絶対にやってはいけけないのは、4WD車の前輪と後輪とを違う外周径にすることだ。これをやると前後間で回転差が生じて、駆動系を壊してしまう。

　今回私が選択したアルミホイールは、ディーラーオプションの「モデューロ　クロススポークR4」だ。選択の理由は、モビリオ専用設計であること、デザインが良いこと、信頼性の高いことである。このホイールは、ショーモデル(SUU)にも装着されていたものである。これをまともに購入するならば、約16万円もする（下表参照）。決して安くはないので、十分考えてから購入を検討しよう。

このホイールのサイズは、15×5 ¹/₂JJ オフセット45。

ホイールの他、センターキャップとバルブが揃っていることを確認する。

ショーモデル

前輪230kPa　後輪220kPa

項目