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第58回(2002/7/10)

フロントスピーカーの外し方

　今回はフロントスピーカーの外し方を紹介する。元々装着されているスピーカー は、コスト的な事情もあり、音質もそれなりと言わざるをえない。もし、簡単に音質をグレードアップしたいのなら、高グレードのスピーカーに交換することが最も手っ取り早い。外し方がわかれば、その逆をすれば組み立てることができる。
対象機種（GB1-100   GB2-100)
（モビリオサービスマニュアルより抜粋。写真は、筆者の実作業の様子）

スピーカーの取り外し

  1. ドアライニングのポケット内のリッドをマイナス精密ドライバーを使用して開け、タッピングスクリュー1本（助手席側は2本）を取り外す。


リッドを開く


リッドを外す
  1. インサイドハンドルケースのリッドにマイナス精密ドライバーをさし込み、ツメ3ヶ所を外して取り出す。
    ●ツメを破損しないように注意してください。
  2. インサイドハンドルケースからタッピングスクリュー2本を外して前方にずらしながら手前に引いて浮かせる。
  3. ドアハンドルを引き、ホルダーからロッドの接続を外してインサイドハンドルケースを取り外す。


ホルダーからロッドを外す


クリップ外し工具を使うと作業が確実
  1. ドアライニングを手前に引き、クリップ8ヶ所を外して浮かす。
    ●クリップを破損しないように注意してください。
  2. 車両カプラーの接続を外してドアライニングを取り外す。


カプラーの裏のストッパーを押して外す


ドアライニングを外した状態

　
  1. 車両スピーカー上部のクリップをマイナスドライバーで押しながら、スピーカー上部を手前に引き出す。
  2. スピーカー全体を持ち上げながら手前に引いて外し、車両カプラーの接続を取り外す。


クリップを押して外す


カプラーの横のストッパーを押して外す

スピーカー交換について

　社外品のスピーカーに交換する場合は、カプラーの加工と、スピーカーブラケットが別途必要となる。 これらは、スピーカーに付属していいる場合もあるし、別売りの場合もある。詳しくは、フィッティング対応表や販売店に相談するのが確実だ。

　アンプ等で増幅しないかぎりは、スピーカーの最大入力は60Wもあれば十分。実際に売られているのは、100W以上が多いので、どれを選んでもまったく余裕である。また、ツイーターが セパレートになったものもあるが、一体になったCOAXIAL が、取り付性け の上ではお奨めだ。後は、好みと予算で選択するとよいだろう。さらに音に拘るならば、デッドニング処理や、配線の交換をすると、見違える程良くなる（らしい）。

組み付け後のセット（学習）方法

　組み付け後、パワーウインドウのオート機能が働かなくなった場合は、、下記の手順に従ってパワーウインドウ挟み込み防止機構のセット（学習）を行う。（ヒューズ交換やバッテリー端子を外した場合も同様）
  1. ドアまたはドアガラス周辺の取り外した車両部品が正確に取付けられていることを確認する。
  2. エンジンをスタートする。
  3. パワーウインドウスイッチでドアガラスを全開にする。
  4. パワーウインドウスイッチをUP側にし、ウインドウを全閉してスイッチをそのままUP側で1秒間以上保持する。
  5. パワーウインドウがオートUP/DOWN作動することを確認する。作業しない場合は、セット方法の1〜4の作業を再度行う。

　

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