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第64回(2002/8/3)

アームレストコンソールと専用カバー

 アームレストコンソールを取り付け 方と、純正シートカバーと同じ生地を使ったリッドカバーの作り方を紹介する。

(取り付け方法は、モビリオサービスマニュアルより抜粋。)

構成部品

アームレストコンソールキット アームレストコンソールリッドキット
1.アームレストコンソール 7.リッド
2.ボックス 8.アームレストピン
3.タッピングスクリュー(短) 9.ブッシュ(小)
4.タッピングスクリュー(長) 10.ワッシャー付きボルト
5.スクリュー 11.ナット
6.プレート 12.ワッシャー
  13.ウェーブワッシャー
  14.スペーサー
  15.ブッシュ(大)

アームレストコンソールの取り付け方法

アームレスト装着車の場合

  1. キャップ、ナット、ブッシュ2個、車両アームレストを外す。

キャップは、ドライバー等を使って外す。左の図にあるリングは、私の車には付いていなかった。途中で廃止された?

  1. 車両アームレストピンにブッシュ、アームレストコンソール(1)、ブッシュ(小)(9)、スペーサー(14)、ウェーブワッシャー(13)、ワッシャー(12)、ナットの順番で取り付ける。
    締め付けトルク:12N・m (1.2kgf・m)

 締め付けトルクが強すぎると、アームレストが回転が重くなる。12N・mとは、半径1m先に12N(約1.2kgf)をかける意味。つまり、20cmの長さのレンチで締めるなら、60N(約6kgf)の力をかけることになる。完全に締め付けるのではなく、やや締め代を残した感じにすると良いだろう。
 1kgf=9.8N(ニュートン)

アームレスト非装着車の場合

  1. シートバックを指で押してアームレストピン(8)取り付け穴位置を確認する。
  2. 図のようにシートバックの寸法を測り、サインペン等で印をつける。

図の寸法が見難いが、寸法は、後ろから90mm、下から130mm。

  1. 印を中心に70mm幅で十字にシートカバーをカッターナイフで切る。切ったシートカバー4辺を内側に折り込む。シートカバー切り口に合わせてウレタン部分を切り取り、ピンベース面を出す。
  1. ピンベースにアームレストピン(8)をワッシャー付きボルト(10)2本で取り付ける。
    締め付けトルク:9.8N・m (1.0kgf・m)
  1. アームレストピン(8)にブッシュ(大)(15)、コンソール(1)、ブッシュ(小)(9)、スペーサー(14)、ウェーブワッシャー(13)、ワッシャー(12)、ナット(11)の順番で取り付ける。
    締め付けトルク:12N・m (1.2kgf・m)

 

アームレスト装着車、非装着車 共通

  1. アームレストコンソール(1)にボックス(2)をタッピングスクリュー(長)(4)2本、スクリュー(5)2本で取り付ける。

スクリューを間違えないように注意する。写真左上が(4)、下が(5)、そして、右上のスクリューが(3)である。

  1. アームレストコンソール(1)にリッド(7)をタッピングスクリュー(短)(3)2本で取り付ける。
  1. ボックス(2)の溝にプレート(6)を差し込んで取り付ける。
  2. 取り付け完了。

カバーの製作

 純正のアームレスト用シートカバーは、そのままでは、アームレストコンソールのリッドに取り付けができないが、ちょっとした加工で、リサイクルすることができる。

部品取り

純正アームレスト用シートカバーの縫い目を解き、3枚のパーツに分解する。 パーツAの向きを180°回す。3枚のパーツをつなぎ合わせる。この時、パーツAとBの先端の丸くなった部分の手前(点線部分)を縫い代とし、それ以外の縫い代は、できるだけ布の端末ギリギリにくるように配置する。

組み立て

仮縫い後、ミシンで本縫いする。 リッドの裏蓋を外して、カバーをセットする。 リッドの裏蓋を取り付ける。この時、カバーを裏蓋で挟み込むようにする。 完成。後ろ側の切り替えしは、このようになる。 純正シートカバーと同じ生地なので、コーディネイトもバッチリだ。

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