モビリオのページ66

　バリアブル間欠ワイパーとは、文字通り、ワイパー作動のインターバルタイムを可変できる機能で、Wタイプに標準装備されている。
　これを、Aタイプ（Yタイプも同様）に取り付けてみた。ワイパースイッチを交換するだけで、バリアブル間欠ワイパーに変えることができるのだ。

写真は取り付け後の状態。「INT TIME」というダイアルがあるのが、その証だ。

構成部品:スイッチASSY,ワイパー
(GB1-100,GB2-100)
※価格は、最新のパーツリストで確認して下さい。

Aタイプ・Yタイプ標準品	Wタイプ標準品
35256-SAA-J01 (\5,000) フィットのワイパースイッチと共通部品	35256-SCC-J01 (\5,000) 今回使用するのは、こちらの部品左と同じ価格なのが、ちょっと不思議。

ステアリングコラムロアカバーからスクリュー1本とタッピングスクリュー2本を取り外す。
ツメ6ヶ所を外してステアリングコラムアッパー/ロアカバーを分割する。

ツメを破損しないように注意する。ツメを外す際、左図矢印方向に力を加える。

潜り込んで、スクリューの位置を確認しながら作業する場合は、切子が目に入らないように、保護メガネ等を着用しよう。

ワイパースイッチの裏のコネクターを外す。

ストッパーを押しながら、コネクターを抜く。断線しないように、ケーブルを持って抜かないようにしよう。

ワイパースイッチのタッピングスクリュー2本を外す。
ストッパーを尖ったもので押しながら
ワイパースイッチを外す。

※取り付けは、上記の逆の手順をとる。動作確認をして完成。

　取り付け作業は、比較的簡単。作業時間は、20分ぐらいでできるだろう。現在、Aタイプまたは、Yタイプのユーザーで、バリアブル間欠ワイパーは欲しいという場合は検討する価値があると思う。また、この方法は、フィットにも応用できる。インターバルタイムは、実測で4秒～14秒まで可変できるので、小雨や霧雨など、いろいろな状況に対応できる。

　但し、純正部品を流用したと言っても、本来、適合していない部品を取り付ける行為であるため、この部分が壊れたとしても、保証の対象外になる。その点を理解しておかなければならない。