使い捨てカイロを作る
（2004/03/21）

鉄の粉を使って、使い捨てカイロを作りました。

使い捨てカイロの歴史と仕組み

ホカロンのＨＰに詳しい説明がありました。

ホカロンは、お菓子用脱酸素材の開発から、偶然生まれました。油を多く含むお菓子は酸化しやすいので脱酸素剤が必要。そこである日、鉄を酸化させて酸素を消費する脱酸素剤の効率をあげるために大型のものをつくっていると、非常に熱くなっていることがわかったのです。この科学反応を応用したのが、ホカロン研究開発のきっかけとなりました。
ホカロンが温まる秘密は、鉄のさびです。
鉄はさびる時に酸化熱を出します。ホカロンは、そのメカニズムを利用しているのです。
　

使い捨てカイロを作ってみました。

ホカロンのＨＰにも作り方が紹介されています。鉄粉は手に入りにくいので、アルミホイルをおろし金で削ったもので代用してよいそうです。今回は、、脱酸素材（エージレス）に含まれている鉄粉を利用することにしました。

濃い食塩水を作ります。	ティッシュペーパーを小さく切って丸めます。	そこに食塩水を入れます。	軽くしぼります。	封筒にいれます。木の粉に食塩水をしみこませてもよいそうです。
エージレスを準備します。１０個ぐらい使いました。	容器にエージレスをあけます。	エージレスは、黒い粉と茶色い粒が入っていました。この黒い粉が鉄粉です。	ビニール袋に磁石を入れて、鉄粉だけを取り出します。	右の容器が、取り出した鉄粉です。
活性炭がなかったので、炭を使うことにしました。炭は、酸素を吸着するためのものです。	ビニール袋に入れて、小槌でたたきます。	炭が粉になりました。	封筒に、鉄の粉と炭の粉を入れます。	よく振ります。

温度の変化

はじめは、20℃ぐらいです。	タオルに巻いて、しばらくおきました。	本物ほど熱くならなかったけど、温度が45℃ぐらいまで上がりました。

感想

最初は、温かくなるか心配だったけどちょっとぐらいは、温かくなったのでほんとうによかったです。

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