自作パソコンの修理

（2005/02/12）

自作パソコンを修理しました。

故障の状況

パソコンが正常に起動しなくなりました。CPUの故障を示すインジケータが点灯していることから、CPUの故障を疑いました。
CPUは、リテールパッケージで購入したもので、3年間の保証が付いているのですが、この機会にグレードアップすることにしました。マザーボード(AOpen AK77-333)は、Athlon Xp 2600+ FSB266MHzまで対応します。しかし、お店に買いに行ったら、FSB333MHzのBartonコアのものしかなく、中古で、2400+のThoroughbredコアのものを買いました。
旧/新 CPU パッケージ ソケット形状 内部クロック L2 FSB 開発コード 購入価格
2002年10月
に新品購入		 Athlon XP OPGA SocketA 2000+
(1.67GHz)		 256KB 266MHz Palomino \13,580
2005年2月
中古で購入		 Athlon XP OPGA SocketA 2400+
(2GHz)		 256KB 266MHz Thoroughbred \8,980
ところが、マザーボードを調べてみると、液漏れをしている電解コンデンサを見つけました。
さらに調べてみると、他にも液漏れをしていたり、膨らんでいる電解コンデンサがありました。異常なものが、全部で16個もありました。このマザーボードは使えないと判断し、マザーボードも交換することにしました。

マザーボードを購入

GIGABYTE GA-7VT880-L を\8,980で新品で購入しました。
ソケットAでは最後のチップセットで、FSB400 Bartonコア Athron XP 3200+ まで対応します。
VIA KT880 / FSB 400 / 4 DDR400 Dual-CH / AGP8X / 6-CH Audio / LAN / 2 SATA / ATA133 / 8 USB 2.0

マザーボードを交換

今までついていたマザーボードを外します。 M/Bホルダーを外しました。スペーサーの位置はそのまま使えました。 ホルダーにM/Bを取り付けます。 故障していないか調べるため、元々のCPU（2000+）を取り付けました。
ヒートシンク、冷却ファインを取り付けます。CPUを壊さないように、この作業が最も注意するところです。 メモリを取り付けます。 M/Bホルダーをケースに取り付けます。 配線を取り付けます。面倒なのが、フロントコントロールパネルコネクターの接続です。

動作確認

  1. 電源、モニター、キーボード、マススをつないで、スイッチON。
  2. BIOSを設定。
  3. M/Bのドライバーをインストール。
  4. Windows XP Professional が正常に起動。
  5. この結果から、壊れたいたのはM/Bだけで、CPUは壊れていなかったことがわかりました。
  6. せっかくなのでCPUを2400+に交換し、余った2000+は売ることにしました。

性能テスト

旧/新 ベンチマーク CPU認識状況
故障前 Processor AMD Athlon 1666.17MHz[AuthenticAMD family 6 model 6 step 2]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) XP 2000+
修理後 Processor AMD Athlon 1514.06MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 1]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) XP 1800+
「AMD Athlon(tm) XP 2400+」のはずが、「1800+」と表示されます。クロックの値も低いです。ベンチマークの値も、2000+より劣っています。明らかにおかしい。

調査・手直し

このCPUはFSB266なので、システムバスクロックは133MHzになるはずです。このマザーボードの場合は、システムバスクロックの設定するスイッチがONで100MHz固定、OFFで133/166/200MHｚ自動切換えします。このスイッチをOFFしたら、正常に認識しました。ベンチマークの結果も、約1.3倍の性能になりました。 しかし、これぐらいの差では、感覚的には、それほど早くなったとは感じませんでした。
手直し後 Processor AMD Athlon 2008.19MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 1]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) XP 2400+

　
M/Bが壊れたのは、熱によるものかもしれないと考えました。ケース内の熱を逃がすために、3.5インチ変換ベイに換気扇のフィルターを貼って、吸気口を作りました。

かかった費用

項目 品名 価格 備考
マザーボード GIGABYTE
 GA-7VT880-L		 \8,980 新品で購入
CPU（新） AMD
 Athlon XP 2400+		 \8,980 中古で購入
CPU（旧） AMD
 Athlon XP 2000+		 -\8,000 この値段で売れました。
合計 \9,960 差額980円で、CPUをアップグレードすることができました。

感想

まさか、8000円で古いＣＰUが売れるとは思いませんでした。電解コンデンサが液漏れするなんてびっくりしました。こんどのマザーボードはそうなってほしくないです。

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