モビリオのページ93

　03モデルが発売される前に、自分でフロントドア周りを塗装して、艶を出してみたが、その出来映えは、03モデルには遠く及ばないことがわかった。そこで、03モデルのパーツを購入し交換してみた。下記に紹介するように、パールは完全に互換性があり、単純に付け替えるだけですんだ。交換後の出来はとても満足のいくものであるが、費用がかさむのがネックだ。


03モデルの部品を発注。部品は、ひとつひとつミラーマットに包んだ上、エアークッションで梱包されている。	包装を解いた状態。傷が付きやすいので、取り扱いは慎重にする。	既存の部品を外す。フロントピラーコーナーガーニッシュは、外す時に割れやすいので、もし再利用する予定がある場合は、慎重に作業をおこなう。	新品のパーツは、予めクリップがついているので、既存のクリップを再利用しなくてもよい。

意外と時間がかかったのが、車体に残ったクリップの撤去。ボディ側や道具にテープ等を貼って、傷が付かないように養生する。	部品の取り外しで、穴周りの塗装が剥がれた場合は、防錆のため、タッチアップしておく。	作業は、精密加工用の手袋をしておくと、塗装面の傷を防止できる。	ドアミラーやフロントドアサッシュガーニッシュを付ける前に、先ず、フロントドアアッパガーニッシュを取付ける。位置決めの溝とガーニッシュの突起を合わせる。

フロントドアアッパガーニッシュは、ウエザーストリップやクリップがASSYされている。ドアパネルに上から差し込むように取付ける。	ドアミラーの前部にあるクリップを嵌めて、室内側からナット3個で締め付ける。脱着の際、ナットをパネル内部に落とさないように注意する。	フロントドアサッシュガーニッシュ下部の位置決めを合わせてクリップを嵌める。上端部は室内側からビス止めする。最後にウエザーストリップが正しく入っていることを確認する。	ドアライニングを嵌めて、ドアミラーの動作確認をする。パワーウインドウのオート機能が作業しない場合は、パワーウインドウのセット（学習）をする。一通り確認したら完成。

正面から。ドアミラーがボディ同色なので、すぐに違いがわかる。	斜め前から。ミラーとドアガーニッシュとのつながりがなく、ミラーだけが宙に浮いたような印象を受ける。	新旧の部品の違い。ミラーが同色になったことと艶の差がこんなにも違う。	ガーニッシュに艶が出たことにより、ガラスとの一体感が出る。

　02モデルと、03モデルは、表面塗装の有無だけではなく、下表の違いがある。AESは塗装をしなくても外装部品に高い耐久性があるが、03モデルでは塗装をするため、塗装やめっきを前提とした材料であるABSにしたのだろう。
　

項目	02モデル	03モデル
素材	AES　ブラック	ABS　グレー
表面処理	無塗装、シボ加工	塗装

　これらの部品は、ガーニッシュが三恵技研工業（株）、ドアミラーが（株）ホンダロックが、それぞれ製造しており、製造メーカーについては02モデルと03モデルの違いはない。